FIRST Robotics Competition (FRC)

FIRSTとは?

For Inspiration and Recognition of Science and Technology (FIRST)は、アメリカを中心に活動する科学技術の発展を目的としたNPOです。 主に、子供向けのロボット大会を通して、科学技術に興味を持つ子供を増やし、社会に貢献できる人材を増やしていく活動をしています。

"More Than Robots"をモットーに掲げ、ロボットの制作に関わる技術のみならず、チームでの活動や地域社会との関わりをとおして、STEM分野以外でも重要なスキルを教育するプログラムとなっています。 そのため、大会ではロボットの性能やゲームでの勝敗以外にも、ボランティア活動や、より低学年の子供達のロボットチームのサポートなどが評価される仕組みとなっています。

FIRSTが開催するロボット大会は、主に年齢によってFLL、FTC、FRCと別れています。 最も大きいのはhighschool(日本での中学3年生から高校3年生まで)向けのFRC大会です。

FRCとは?

高校生向けの世界ロボット大会です。 北米を中心に世界各国から約4000チーム(生徒98,000人)が参加しています。

ルールは毎年1月に公開され、その後、6週間ほどで各チームはロボットの設計開発を行います。 3月から大会が始まり、世界大会は例年4月の終わりに行われます。 また、大会の参加費やロボットの開発費用もチームが調達する必要があるため、限られた時間、資源のなかでロボット開発をしていく経験を積みます

大会の特徴として、評価基準がロボットのクオリティやゲームの勝敗だけでないこと、ロボット同士がぶつかる激しいルールが多いこと、制作するロボットが約50kgと非常に重いことなどが挙げられます。

参考https://sakura-tempesta.org/frc/